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貯蓄のポイント~パーキンソンの法則~

更新日:2023年4月28日

みなさんパーキンソンの法則というのをご存知でしょうか。

1958年に英国の歴史学者・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則です。

人間の性質を説いた法則になっていますが、知っておくと貯蓄にも役立ちますので、今回はこのパーキンソンの法則をご紹介致します。


< パーキンソンの法則 >


第一法則 「仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」 第二法則 「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」 本質は同じですが、第一法則は仕事に対する内容で、第二法則はお金に対する内容となっています。

第一法則 「仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

来週の会議で必要なプレゼン資料を今週の金曜までに作っておいてください。」と月曜日のミーティングで言われたらみなさんならいつ提出するでしょうか。月曜に資料を作る時間があれば月曜に提出できるかもしれませんが、大抵の人は金曜に提出するでしょう。パーキンソンの法則は、「今週の金曜まで」という与えられた時間がある為、先延ばしにしたり、無駄に資料集めクオリティの追及をしてしまい、提出期限のぎりぎりになってしまうということです。 時間を意識して行動するとパーキンソンの法則の通り、本来短時間で終わる仕事も与えられた期限まで仕事量が膨張してしまいます。 ポイントは時間に軸を置くのではなく、「目標」に軸を置くことです。資料作成達成を目標に置き期限より早く提出することができれば、資料の訂正する時間も確保できます。

第二法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

こちらも人間は「あればあるだけ使ってしまう」ということです。 毎月の収入が30万円あれば30万円使いきってしまうということです。 たとえ仕事で成功して年収が1,000万円、2,000万円・・・となっても支出の額が収入の額まで達してしまうということです。 ご相談者の中にも、年収は高いが全然貯蓄がないという人も多くいらっしゃいます。 貯蓄のポイントは、支出の額が収入の額になってしまうのなら、はじめから収入の金額を少なくしてしまうということです。 毎月30万円の収入の人であれば、給料日に25万円しか口座に振り込まれていなかったら、25万円で生活しようと考えるでしょう。5万円ははじめから収入ではなかったとして貯蓄していくことができます。 著名投資家のウォーレン・バフェット氏も「お金を使った後で、残った分を貯蓄するのではない。貯蓄した後で、残った分を使うのだ。」と貯蓄について述べています。 貯蓄を上手に行うポイントは、収入から先に貯蓄にお金をまわし、残ったお金で生活をしていくということです。 この法則を念頭に置いておけば、今まで貯蓄がなかなかできなかった人でも貯蓄が上手にできるようになるでしょう。

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